私たちは歴史という授業などで、我々の先祖がどのような暮らしを送っていたか、
どのような道具を使っていたか、どのような医療を受けていたかなどをある程度習いました。
ですから、昔に比べて医学・医療が格段に進化しているということも知っていますよね。
その間、性病の病原菌はじっとしていたわけではありません。
薬に対抗すべく進歩を続けていたのです。
その結果、薬が効かない性病というのが現れたりするわけですね。
薬が効かない病原菌が出てきても、それに対抗する薬を開発する力を人間は持っています。
しかし、それを使うことで病原菌も進化をしようと世代交代を行います。
一般的に突然変異などにより生物が進化するには、かなりの世代交代が必要だと言われています。
人間が30年ごとに新しい世代が生まれると仮定すると、100世代進もうとすると300年かかります。
しかし、1世代が1週間の病原体だとするとどうでしょう。
100週間で100世代進みますので、およそ2年間で100世代です。
100世代で必ず進化するわけではありませんが、
世代交代が早い生物ほど進化も退化もしやすいことになるわけです。
そんな特性を生かして薬の効かない世代を生み出し続ける病原菌と、
それに打ち勝つ性病の治療法や薬を開発し続ける人間との戦いは今日も続いています。
性病の治療には薬の効果や使用法などを理解しておくことが重要ですが、 それに加えて病原菌のことや、それに感染した際の症状を把握しておくと対処が楽になります。 それぞれの性病には個別の症状がありますから、知っていると感染している性病の絞り込みができますし、 それに応じて診察を急ぐべきなのかどうかなどの自己判断もやりやすくなります。 最終的な判断は専門医に任せるべきですが、発覚したのが休日であったり深夜だった場合、 ある程度の知識を持っておくと助かるのではないでしょうか。